時計道04:オシアナスの急襲 “これ欲しいかも…”

時計道

こんにちはAlphaです。

前回までは、私の少年期(小学4年生から中学1年生)を書いてきましたが、今回は青年期(色々な定義がありますが、ここでは15歳からとします)が始まります。

そもそもはブログで今持っている時計の紹介をしたかったのですが、どうせなら私の時計遍歴を先に知って欲しいなぁと思い軽く始めたこの「時計道」。書くほどに色々なエピソードを思い出してしまい(ブルーのナイキの時計なんて完全に忘れていました…。)一向に終わりません。ただ、思い出すのも、書くのも、実家で必須にG-SHOCKを探すのも、全部楽しいので頑張ってこのまま続けていきたいと思います笑 (画像は昨日実家で発掘してきたメタルイルクジです)

失われた3年間

中学に上がり腕時計への興味はなくなり、携帯電話に全て興味は持っていかれました。だって、携帯電話って時間もわかるし、電話もできるし、写真も撮れるし、音楽も聞けるし、女の子とメールもできるんですもん笑。高級時計をつけている同級生が一人もいなかったのも大きいですね。一人でも父親のお下がりのロレックスやオメガをつけている同級生がいたら、やられてしまっていたかもしれません。いや、間違いなくやられていました。きっと私の時計道は今とは違うものになっていたでしょう。

中学2年生以降にはPSPにもどハマりしました。PSPは小学生の卒業前くらいから持っていたのですが、特にハマることはありませんでした。ただ、PS2でやっていた、神奈川県では条例で未成年はリアルに買えなくなった伝説のゲム:グランドセフトオート(GTA)のPSP版が出たので友達に借りてやり込みました。無線通信で、同時にオープンワールドに出現して、イラつくほどの遅延なく対戦することを楽しんだ初めてのゲームだった気がします。そして、その後のモンスターハンターポータブル2nd Gですね!これは圧倒的にハマりました。イャンクックを落とし穴に嵌めて初めて討伐できた時の興奮、リオレウスと初めて対峙した時の恐怖、脳汁の分泌がヤバすぎました。同世代なら共感してくれる人多いはず笑。授業中も、一緒に駆りに行って大声で叫ぶ生徒が続出していました。先生にとっては問題作だったことでしょう。

全く腕時計の話では無くなってしまいましたが、言いたかったのは腕時計のことなんて忘れて携帯とゲームにのめり込んでしまったと言うことです。この頃は部活をやっていて、サーフィンからも離れており、いよいよ腕時計を必要とする機会がなかったのも理由でしょう。勉強のべの字もない時代だったので、時間を測ることもありませんでした笑。

オシアナス爆誕

腕時計という概念が頭から抜け落ちて数年、Alpha少年は高校生になりAlpha青年となりました。完全中高一貫校だったので、高校に上がってもほぼ変わらないメンツでした。その頃に流行り始めたのがオシアナスでした。ネットではオシリア◯スとかネタにされてましたが、このデザインは高校生のAlpha青年の心をガッツリ掴みました。少年期は、樹脂G-SHOCK→メタル大人っぽいな→メタルG-SHOCK→アナログ針の方が大人っぽいな→スーパーイルミネーターG-SHOCKという憧れ遍歴を辿り、スーパーイルミネーターは買わなかったわけです。ただ、樹脂デジタル→メタルデジタル→アナログデジタルと来ているんですから、次かっこいい!大人っぽい!と思う時計のパターンは明らかですよね、そう!メタルアナログですね。はい、オシアナスドンピシャ!しかも、G-SHOCKはみんなつけてるし、飽きてるんですよね。そこに同じメーカーCASIO様からのニューブランド!G-SHOCKでCASIOの凄さはわかってるんですもん、きっとオシアナスも品質は最高なんだろうなって思いますよね。そして、G-SHOCKよりも高価格帯でいいものつけているアピールもできると。確か当時5-10万くらいのイメージでした。まず最初に買ったのは(私はそれでオシアナスを知りました)学年でもトップクラスにモテていたM君だったんですね。既にモテているのに、高校生にとっては最高級時計のオシアナスを手に入れてしまったんですね。鬼に金棒、モテ男にオシアナスですね。そんなわけで、マジで欲しくなりました。

オシアナス、ギリギリ

マジで悩みました。ほとんど買ったと言っても過言ではないかもしれません。今と変わらず、小さいものにあまりお金を使わないタイプだったので、少しの蓄えはありました。他のブランドを知らなかったのはありますが、「腕時計には限界出せて10万かな」と思いました。確か当時オシアナスのいいモデルで10万くらいだったと思うので、それは買えるなと思いました。今後このブログで明らかになっていきますが、「一番欲しい物を買って超長く使う」で友人界隈では有名なAlphaですが、その思想の一番最初の原体験はこのオシアナスだったのかもしれません。そう、買わなかったんです。買おうと思えば買えたのに。買えないんじゃないんです。買わなかったんです。大事なことなんで二回言わせていただきました笑。しかも、「いい物を買った!ずっと大切にしよう!」という原体験ではなく、「現時点でめちゃくちゃ欲しいものがある!でもこれはずっとは大切にできないだろう!だから買わない!」という ”買わない方” で気づきを得ているという逆張りムーブです。逆の裏で対偶、対偶が真なら元の命題も真!みたいなイメージでしょうか笑。さて、なぜAlpha青年は ”ずっと” は大切にできないと思ったのでしょうか。

”ずっと” ってどんくらい?

高校生が時計を買う時、どのくらい使うことを想定するのでしょうか?3年?10年?オシアナスであれば、壊れさえしなければ大人になっても全然使えるでしょう。高校生が10万出すのですから、3年じゃもったいないし、寂しいですよね。その時Alpha青年が考えたのは「80歳になっても一軍として使えるか」でした。高校生なのでまだ20歳にもなっていなかったので、60年よりも後の話ですね。「折角大金を出して買う時計。一生つけたい。それも一軍として」そう考えました。ずっと使える時計(そもそもクオーツは寿命的に厳しいかもしれませんね)であったとしても、昔を懐かしんで半年に一回つけるのでは嫌だったんですね。一軍として、80歳になってどれだけ高級時計を集めていたとしても、付けてアガる時計が欲しかったんです。その当時に腕時計に魅了されていれば、中古の機械式などもあり得たでしょう。ただ、そもそも腕時計に興味をなくし、携帯とゲームにハマっていた高校生なのでそんな選択肢は浮かびもしませんでした。M君がオシアナス付けてる!カッケー!どうしよう!なので、オシアナス or NOT だったんですね。そしてNOTを選びました。ただ、この時に潜在意識では考えていたであろう自分にとっての ”時計道” が明確に顕在化し言語化されたので、大きな出来事でした。ありがとうオシアナス!ありがとうM君!

じゃあいつ買うの?

オシアナスは我慢することにしたAlpha青年。数年後には必要になり一つG-SHOCKを買うのですが、いつ最初の本気時計を買うのでしょうか?もちろんこの時計道で詳細に語らせていただくのですが、なんとこのオシアナス事件から大体10年後の事なんですね。一本目から最高な時計を買うぞ!と決意してから、買うまで10年かかりました。正確にいうと買えるまで、ですかね。社会人になってもそれまでは私の右手首は常に空席だったのです笑。文章にすると凄いですね、自分でも不思議な感覚になります。今から10年待つのは絶対に無理です。速攻でオシアナス買います。

続く

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