こんにちはAlphaです。
2020年にコーヒーにどハマりして、自分で豆を挽いて淹れるようになってからそろそろ丸4年、今年で5年目に突入します。
コーヒーは豆から粉に挽いた時からアロマが飛んでいってしまいます。
なので、コーヒーにこだわるなら、豆は「淹れる直前に自分で挽く」一択です!
挽いてから淹れるまでの時間は短ければ短いほどいいのです。
ただ「焙煎」については、焙煎してから少し時間を置いてから飲み頃となるので、短ければ良いわけではないので要注意です。
さあ今回は、そんな私が悩みに悩んで購入したグラインダー(ミル)とその悩みの過程を紹介したいと思います。
コーヒーにこだわるなら自分で豆を挽くのが一番コストパフォーマンスが高い
まずはコーヒー豆のお話からいたしましょう。
「美味しいコーヒーを家で飲めるようになりたい」そう思う方は多いと思います。
美味しいコーヒーを淹れると言っても色々な要素があって、ざっと思いつくだけでも
- 飲む直前に豆を挽く
- 美味しい高い豆を買う
- ドリッパー・フィルターの構造にこだわる
- ハンドドリップの技術を磨く
- 湯温管理を適切に行う
- 焙煎してからの日数を計算してコーヒー豆の飲みどきに飲む
など沢山の要素があるのです。
技術を磨いていくのは楽しいですし、継続的に努力していくべきです。
ただ、これからこだわりたいと思っているのにいきなり技術を磨けと言われても困ってしまいますよね。
何事においてもそうですが「勘所を押さえることで効果は飛躍的に高まる」のです。
美味しいコーヒーを淹れるための最初の勘所は「飲む直前に豆から挽くこと」です。
コーヒー豆は挽いた瞬間からアロマが逃げていってしまいます。
そのため、挽いてから時間が経つと、あの淹れた時、飲んだ時に広がる甘美な芳香が無くなってしまうのです。
器具に拘るくらいならまずは豆で購入して、淹れる直前に粉に挽きましょう。
圧倒的な違いを感じられるはずです。
まとめ:美味しいコーヒーの第一歩。まずは豆で購入して、淹れる直前に粉に挽こう!
まずはコーヒー豆を買ってみた
コーヒーにこだわりたいと思っていた私でしたが、踏み込むタイミングが無く、なかなか始められないでいました。
それまでの私は、会社には有名なコーヒー店のホットコーヒーが毎日タンクで納入され飲み放題だったので、家ではたまにドリップバッグを飲むくらいでした。
そんな時に、有名店のコーヒー豆を数種類のパックで、ドリッパーもフィルターも、カラフェも一気に手にいれるチャンスがやってきました。
2020年6月、ついに大きな一歩を踏み出したAlphaでしたが、一つだけ問題がありました。「グラインダーがないと粉にできない」のでした。
美味しいコーヒーを飲むためにグラインダーを探す
コーヒー豆を挽く機械の名称は、ミルとグラインダーがあり、混ざって使われているようですが、この記事では
- 手動のものを「ミル」
- 電動のものを「(電動)グラインダー」
と呼ぶことにします。
ざっと調べてみると、ミルは安いものだと1,000円ほどから、電動グラインダーは、安いものは数千円から、高めのものだと数万円だということがわかりました。
私は長く使うものはしっかりしたものがいいので、もともと知っていたハリオ、カリタ、デロンギなどを調べていました。
ミル・電動グラインダーの構造から考える
調べていてわかったのは「価格によってコーヒー豆を粉砕する構造が違う」ということでした。
ミルとグラインダーの役目はコーヒー豆を挽くことですが、価格によって採用されている構造が違い、その結果として挽かれた粉の品質が変わり、味に影響するということです。
価格を決定する主な構成要素は、
- メーカー
- 電動 or 手動
- 粉砕方式
- 容量(一気にどれだけ挽けるか)
であることがわかりました。
粉砕方式について
主にブレードカッター式、臼式、コニカルカッター式、フラットカッター式などがあります。
方式についての詳細な説明はメリタさんのページが詳しいです。
ブレードカッター式について当時考えたことは、カッターの歯が回転して粉にするのは「完全にランダムである→コントロールできない」でした。
当然粒度はコントロールできませんし、微粉が発生しやすいのも頷けます。微粉は小さいので、お湯がより浸透し奥の雑味まで抽出されてしまうのでおいしくなくなります。
そのためブレード式はあり得ないという結論にまず至りました。
ブレードカッター式:安い電動式に採用されている方式で、カッターの歯が回転して粉にする。粒度が安定せず、雑味の原因である微粉が発生しやすい。
この時購入候補に上がっていたのは、ハリオのミルと、レビューがよかったデロンギの安価な電動グラインダーと、業務用のカリタの電動グラインダーでした。構成要素を表にすると、
価格については書いてある通りで、容量は手動か電動の違いによるものです。
品質ついても、粉砕方式がそのまま反映されています。
ここで面白いのは「普通、モノを買う時には高ければより良くなる」のですが、ミル・グラインダーについては逆転現象が起きており「粉の品質についてはデロンギよりも一番安いハリオの方がいい」ということです。
つまり、一番高いカリタの電動グラインダーを買えば金額以外は全て最高!ではあるのですが、他の2つについては「金額」と「粉の品質」が対応していなかったのでした。
これは手動の場合は比較的おいしくなる臼式が採用されるためであり、ハリオとデロンギについては「品質と利便性」がトレードオフになっていることがわかりました。
手動であっても、当然美味しいものを求めていた私は、ハリオかカリタで悩むことになりました。
淹れても1人か2人分なので、手動であることも、容量が小さいことも問題とは感じませんでした。
ステップアップする買い方が好きでなく、0か100かで買い物をしたい私は、最初からカリタを買うことも考えましたが、コーヒーにどれだけハマるかわからなかったのでハリオを購入することとしました。
また、将来的にカリタを買ったとしても、たとえばキャンプや旅行に行く際には手動ミルは使い続けられる(棲み分けできる)と考えたのもハリオを買った理由となります。
たった2ヶ月で2台目ハリオを購入したもののの手動の限界は意外と早く訪れて、、
ハリオのミルを愛用していたのですが、なんと不注意で2ヶ月でガラス部分を割ってしまいまた買うこととなりました。
確かガラス部分だけも売っていたのですが、割高だったか、送料が高いか、納期が遅いかの理由でまた本体ごと買い直すこととなりました、、。
2台買って、5,000円となりデロンギに対する価格優位性も消えましたね笑
手動で4ヶ月弱頑張っていたわけですが、なかなか大変でした。限界は意外と早かったです。
トレーニングの成果か腕力的な疲れは問題なかったのですが、かかる時間が億劫になってきました。
毎回1分半くらいかかっていたのですが「その時間も含めてのコーヒータイムなのです」なんて優雅なことを言う余裕は私には無く(笑)、時間を買うときにいつも使っている計算式に当てはめることにしました。
時給×かかる時間×使う頻度×年数=かけて良い金額
これが私の黄金の方程式です。何度この方程式に背中を押してもらったことか、、苦笑
時給の考え方は色々ありますが、仮に当時の私の年収を適当に800万円としてみましょう。
1日の稼働が8時間で、年間稼働が250日とすると
800万円を250日で割って、日給3.2万円。8時間労働なので、時給は4,000円となります。
すると、分給は66.7円となるので、一回のコーヒーを挽くのに1分半かかるので、100円/回となるのです。怖いくらい綺麗な数字になりました。
毎日1回コーヒーを飲むのであれば、365日×100円=36,500円の損失を被りながら手挽きしているのです。
10年ならば、365,000円です!!どんな高級なグラインダーも買えてしまいますね。
これは「手挽きの時間は無駄だ!」と言ってるわけでは誓ってありません。その時間も含めて、気持ちいい時間を堪能できるのであればむしろいい時間でしょう。
ただ、私が効率厨なので「できることであれば、コーヒー挽くのに時間をかけたくない」というだけのことです。
この時にはすでに一生コーヒーにハマり続けるだろうと確信していたので、カリタ購入を決意するのは簡単でした。
ついに相棒グラインダーを購入
最初はカリタの「ナイスカットG」を購入するつもりだったんです。
今は「NEXT G2」という名前になっているようです。
4年前の当時でネットで4万円くらいでした。今調べてみると、家庭用の最高峰だと思っていましたが、両機種とも業務用でした。業務用のエントリーのようです。
可愛いのですが、家に置いたのを想像して、10年間テンション上がり続けるかと考えるとそうではありませんでした。筐体がプラスチックなのも高級感と経年劣化の点で気になりました。
カリタのホームページを見ると、出会ってしまったのです、異様な存在感と圧倒的高級感を放つ「クリーンカットミル」と。
高さは50cm近くあり、ステンレスで輝く筐体、重量も15kgと、私の好みの重厚感がありました。
価格も定価93,500円でしたが、家電量販店で73,000円で10%ポイント還元だったので、それを割引と考えると65,700円で購入できたことになります。
2.5万円の追加投資で、より堅牢で、見た目も美しい相棒が手に入るなら悩む余地はありませんでした。
サイズは大きいですが、比較的広い家に住んでいたのと、これに合わせて棚をDIYするつもりでしたので問題ありませんでした。
今カリタのページを見るともう販売終了してしまったようですね。
最初のミル購入時は散々方式などを比較検討しましたが、このグラインダーについては「新型カッティングタイプ」としか書いておらずよくわからなかったのですが、当時の最高峰のモデルだったので、悪いわけない!と思って悩まず買いました。
終わりに
今回は、私のグラインダー選びの思考過程のお話をさせていただきました。
グラインダーは長く使えるものなので、是非皆さんも最高の相棒を見つけて最高なコーヒータイムをお楽しみください。
続く
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