時計道06:ロレックスへの傾倒 “なんだよペプシって。ネーミングセンス良すぎるだろ”

時計道

こんにちはAlphaです。

前回は幼少期のロレックス関連の話をしましたが、今回はまた通常の「時計道」に話を戻しましょう。高校生の時にオシアナスの急襲に遭い、命からがら何とか逃げ切ったAlpha青年でした。同時期に新しく赴任してきた数学教師のロレックスを毎日のように見て、ロレックスへの憧れが増すと同時に所有する現実感が高まりました。この先生がロレックスを付けていたことも、仲が良かったことも覚えていたのですが、この先生が私のロレックス熱を焚き付けた(であろう)事は完全に頭にありませんでした。私はそもそもかなりのメモ魔で、大学時代はモレスキンに、今はデジタルで、毎月の目標から、振り返り、毎日の睡眠記録、トレーニング記録、日々の気付きなどについてかなりの量書いていました。しかし、なるべく書く時間を減らしたいので、まとめる事も今まではなく、一つ一つの話はバラバラで、有機的に繋がる事もありません。しかしブログだと、ストーリーとして書き上げたいので、個々のエピソードを軸を設定して切り分けて、繋げていくことで自分自身が気づいていなかったり、忘れていたり、思いもしなかった新事実に気づくこともあり、とても楽しいですし、自分にとって非常に意味のある時間になっています。

ロレックス熱再燃

この話は高校1年生の4月の話なので時系列としては「オシアナスの急襲」の前の話だと思いますが、このエピソードを忘れていたのでここに差し込ませてください。高校1年生となりましたが、完全中高一貫校でしたので変わり映えのしないメンツでした。しかし、教師陣は多少の入れ替えがあり、その時に新しく入ってきたのがデイトジャストを付けていた数学のY先生でした。そして、彼は見事にAlpha青年の脳みそに幼少期に深く刻まれた ”ロレックス” という魔物を思い起こさせるのでした。高校教師らしくない高級スーツに身を包み、毛束感を綺麗に出した外ハネパーマの髪型、左手には光り輝くロレックス、軽そうなチャラい話し方の数学教師でアラサーY先生は、チャラいチャラいと生徒にめちゃくちゃにイジられていました。いや、それは間違いなく彼のブランディング戦略なので、生徒達はイジっているつもりでイジらされていたんですね。彼の頭の中には完璧なイジりの方程式が完成していて、ヤンチャな我々高校生は彼の手のひらの上でコロコロされていたのでしょう。チャラそうで本当にチャラかったY先生とはかなり仲良くなり、恋愛相談から、数学の質問(たまに)まで色々と話しました。当然ロレックスの話もして、欲しくてたまらなくなっていました。彼は「ロレックス付けときゃモテる」と言っていました笑

なんだよ ”ペプシ” って。ネーミングセンス良すぎるだろ。

ロレックス熱が再燃し、オシアナスは買わないという決断をしたAlpha青年でしたが、腕時計は欲しくなっている訳です。そうすると当然普及してきたインターネットの世界にのめり込む訳ですね。そして、ロレックスを調べていて圧倒的にブッ刺さる時計を見つけてしまいました。それがGMTマスターⅡの赤青ベゼル、いわゆる ”ペプシ” でした。なぜかはわからないのですが、実物を見たこともないペプシは画面の中で特別に輝いて見え、特にファンでも作品を見た事もなかったのですが、「石原裕次郎」が愛用していたというエピソードも私の中でペプシを神格化するには十分過ぎました。元々の誕生理由がパンナムへの供給であったのもカッコ良かったですし、海外志向の強かったAlpha青年にとってはGMT機能は完璧なフィットでした。

”ペプシ” にしても ”コーク” にしても、公式がつけているわけではないですがロレックスのニックネームのセンスは良すぎるなとも思いました。2ちゃんねらーが生み出す用語もセンスがありすぎて、大好きなものが多いですが、ここでは自粛させてください笑。バットマンにしても、そのジュビリー版のバットガールにしても、そのモノクロバーションの今年の ”Wayne” にしても、思わずそう呼んで愛でたくなってしまうニックネームをつけるのが上手いですね。

Ref.16710 GMTマスターⅡは2007年に生産終了

私が最初に憧れた5桁型番のペプシモデルは2007年に製造を終了しており、欲しいと思った時には生産を終了していたことがわかります。ただ当時は「いつか手に入れたい」と思っているに過ぎず、すぐに買えるなんて微塵も思っていなかったので、ディスコンの事も調べませんでしたし、知りませんでした。ただ、今調べると2003年時点での定価は512,400円の様ですので、当時は今と違って正規品を買えるのか、並行は定価よりも安かったのかはわかりませんが、高校生がパッと出せる金額ではないものの不可能な金額ではなかったことがわかります。GMTマスターⅡは元々ずっと不人気だったのに近年異常な人気になったと聞いたことがあるので、2007年当時であれば並行品は安かったのかもしません。当時もきっと定価は調べたと思いますが、50万円で諦めたのでしょう。

もし今の記憶を保ったまま高校生に転生したとしたら、まずどうにかお金を工面して、何年かかってもペプシを買うと思います。ペプシをつけた高校生の誕生です笑。ただ、この時に買ってしまっていたら今の私の時計道とは違うものになったはずで、私は現在のルートが最高であると感じているので、買えなかったことも良かったと感じています。

このような過程を経てロレックス、そしてペプシに魅了され傾倒していく高校生のAlpha青年ですが、同時にやはりロレックスLOVERなら避けては通れない道、”デイトナ” にもやられてしまうのでした。

続く

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